厄年にやってはいけないこととは?前厄・本厄・後厄の違いを解説

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厄年は、厄災が降りかかる年と言われています。

よく聞く言葉ですが、実際にどんなことが起こるのか・どのように過ごせば良いかわからないという人も多いのではないでしょうか?
今回は、厄年について、やってはいけないことやおすすめの過ごし方を具体的に紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

厄年とは

災いの起こりやすい年

厄年とは、環境や体調などに災いが起こりやすいとされている年のことです。

本厄を中心とする前後1年間、合計3年間のことを指します。
前の1年間を前厄、後の1年間を後厄といい、一生のうちに最も大きな厄年のことを「大厄」と呼びます。
大厄は数え年で男性は42歳、女性は33歳の時と言われています。
実際に厄年の時には、仕事や家庭などで大きな変化が起こりやすく、体調面でも疲れやすく病気などにもかかりやすいとされており、「普段よりも用心するべき年」として古くから信じられています。

男性の厄年

男性の場合、厄年は一生のうちに3回訪れます。

前厄 本厄 後厄
24歳 ​25歳 ​26歳
41歳 ​42歳(大厄) ​43歳
60歳 ​61歳 ​62歳

社会に出てすぐの20代半ばで最初の厄年を迎えることになります。
特に2回目の厄年41歳42歳43歳は最も災いが起こりやすい「大厄」とされているので注意が必要です。
まさに働き盛りという年齢で、今までにない大きな変化が起こったり、健康面で体調を崩しやすくなるので気をつけるようにしましょう。

女性の厄年

女性の厄年は、男性よりも1回多い4回です。

前厄 本厄 後厄
18歳 ​19歳 ​20歳
32歳 ​33歳(大厄) ​34歳
36歳 ​37歳 ​38歳
60歳 ​61歳 ​62歳

女性の厄年の特徴は、30代で2度訪れるということ。
30代は女性にとって結婚や出産、仕事の昇進など、さまざまな面で大きな変化が訪れる時期
特に33歳の大厄には注意が必要です。

厄年は年齢で決まる

厄年は年齢によって決まっており、女性は4回・男性は3回本厄が訪れます。

厄年の年齢は、現在の年齢ではなく、数え年で見ていきます。
現在の年齢の考え方は、生まれた時は0歳で誕生日を迎えるたびに1歳としをとっていく形になりますが、数え年の場合は生まれた時は1歳で、元旦を迎えるたびに1歳足していきます。
そのため、早生まれの人が誕生日前の場合は、満年齢よりも2歳足さなければいけない場合もあるので注意しましょう。

前厄

前厄は、本厄の前の1年のことで、「厄入り」とも呼ばれます。
災いの兆しが現れる年になります。

本厄

本厄は最も変化が大きく災いが起こりやすい年です。
この1年のことだけを指してを厄年と呼ぶ場合もあります。

後厄

後厄は、「厄晴れ」とも呼ばれ、だんだんと災いが起こる恐れが少なくなってくる年です。

厄年の歴史

厄年という考え方は、元々は古代中国の陰陽道に影響を受けていると言われています。
日本に陰陽道が伝わったのは平安時代のことです。
江戸時代には一般的な考え方となり、現在まで続いているそうです。
つまり、厄年は江戸時代の風習に基づいているものなので、現代では当てはまらないことも多いようです。
例えば、女性の厄年の19歳は江戸時代では、結婚・出産という大きな変化のある年代になります。
また、男性の25歳は、家庭を持ち、一人前として認められる時期と言われています。
ですので、厄年だからといって考えすぎず、参考程度で考えておくという捉え方もありますよ。

厄年にやってはいけないこと

新しいことを始める

厄年にやってはいけないこととしてよく言われるのが、新しいことをはじめることです。

例えば、結婚や転職、引越し、起業、家を買うなどの大きな変化を伴うことです。
とは言え、厄年に当たる年に何も始められないのでは困ってしまいますよね。
厄年のときには絶対に新しいことを始めてはいけないという意味ではありません。
実際は、人生のターニングポイントとなる時期なので、いつも以上に慎重に行動するようにという意味を持っています。
厄年をきっかけに、自分の将来についてじっくり考えたり、環境を整えたりすることで、良い方向へと向かっていく可能性もあります。
とにかく、いつもよりもさまざまなことに注意するということが大事です。

大きな決断をする

厄年の時には大きな決断はしないほうが良いと言われています。
先ほどお話ししたように結婚や転職もそうですが、離婚や退職などもそうです。
人生を変えるような大きな決断をしなければならない時は、特に注意が必要だと言われていますよ。
思いのままに決断に至ってしまうと、予想できないようなトラブルに巻き込まれたり、災いが降りかかってしまいます
厄年は心身の不調も起こりやすいので、判断力が鈍くなってしまうところがあります。
決断を迫られた時には、すぐに結論を出すのではなく、一旦冷静になり慎重に判断するようにしましょう。

気にしすぎる

厄年を気にしすぎるのはかえって良くないです。

何か悪いことが起こるたびに「厄年だから・・・」と考えていては、何もできなくなってしまいます。
厄年は災いが懸念される年ではありますが、心や体に不調を起こしやすいタイミングでもあります。
厄年を気にしすぎて心が弱ってしまうと、不幸を引き寄せてしまう可能性がありますよ。
悪いことばかりが起こるわけではないので、気にしすぎず前向きに過ごすように心がけましょう。

なんでも厄年のせいにすること

気に病みすぎるのも良くないですが、逆になんでも厄年のせいにするのもNGです。
自分の不注意や過失によって失敗してしまった時に、厄年のせいにして自分を振り返らないのは良くないですよ。
厄年の時には、不運が起こりやすいですが、自分を見つめ直す良いタイミングだと思って、慎重に行動するようにしましょう。

厄年に行うと良いこと

厄払い

厄年が気になる人は、神社で厄払いを受けると不安な気持ちが緩和するかもしれません。

厄払い(厄祓い)は、厄災をもたらす穢れや罪を祓うために祈祷してもらうことです。

適切な時期

厄払いは、「年が明けるまでに厄を払う」として、旧暦の大晦日である現在の節分(2月3日)までに行うと良いとされてきましたが、現代では特に日程にはこだわらずに受けられるのが一般的です。
また、本厄の時だけに厄祓いする人が多いですが、前厄・後厄の時にも厄祓いを受けても大丈夫です。

服装は?

厄払いに行く時の服装としては、特に決まりはありませんが、神社に参拝するのに相応しい洋服を選ぶようにしましょう。
肌の露出が多い服や、色味が派手な服、ダメージジーンズなどは、参拝するのにはふさわしくありませんので注意してください。
気になる人はスーツで行くのが無難かなと思います。
また、女性は生足は厳禁です。
社殿に上がる時に靴を脱ぐことになるので、必ずストッキングか靴下を着用するようにしてくださいね。
ただ、硬くなりすぎる必要はないので、あくまでも神様に対して失礼のない服装を心がけるようにしてください。

厄払いの金額の相場

厄払いを受ける時には、お礼として祈祷料を納めます。
祈祷料が設定されている神社も中にはありますが、決まりがないところが多いです。
ですが一般的には、5,000〜10,000円程度が相場と言われています。
「お気持ちで」と言われた場合は5,000円ほど包むのが一般的です。
厄祓いを考えている人は参考にしてみてください。

厄落とし

厄払いと似たものの中に厄落としというものもあります。

厄落としは、厄を払い落とすために、意図的に厄災を生み出して、これ以上災いが起きないようにする風習のことです。
昔は、身につけているものや大事なものをわざと落としたり捨てたりして、厄を移していたと言われています。
今では、神社や寺院で祈祷を受けることで厄落としができます。
また、厄年でなくとも、不運が続いた時や、辛い状況の時などにも受けることができますよ。

厄除け

厄除けは、厄災から身を守り、邪気が寄りつかないように予防することです。
こちらも厄除け・厄落とし同様に神社で祈祷をしてもらうことができます。
また、厄落としと同じで、厄年でなくとも受けることができます
人生の転機となるタイミングで受ける人もいますし、幸運を引き寄せたい時に受ける人もいます。
さらに厄除けのお守りなどを身につけると良いですね。

厄払いのお礼参り

厄除け・厄祓いは、1年後にお礼参りを行うのが一般的です。
おかげさまで無事に1年過ごすことができました。」という意味を込めて神社に再び参拝しましょう。

縁起の良いものを食べる

厄年の時には、体調面でも不安定になりがちです。
食生活に注意するとともに、縁起の良いものを食べるのもおすすめです。
例えば、おめでたい時に食べることの多い赤飯は、「邪気を払う食べ物」とされる小豆と、「魔を除ける色」の赤色で、厄除けにぴったりの食事です。
また、神社で振る舞われる厄除けぜんざい厄除け団子などもおすすめですよ。
いずれも、あずきを使用しており、厄除けに相応しい食べ物です。

身の回りを綺麗にする

身の回りを整理整頓し、綺麗に保つのも厄年に行うと良いことです。
部屋を掃除することは、悪い気を停滞させず、良い運気を招き入れることになります。
厄年に限らず、部屋を綺麗にしておくことは、運気アップのために大事なことですよ。
また、整理整頓は、心の整理整頓にも繋がります
不必要なものを捨てる断捨離もおすすめ。

まとめ

厄年は、ただ不運が続いたり、災いが降りかかる年ではありません。
人生の転機に差し掛かっている大事な時なので、いつも以上に慎重に行動するべきだと教えてくれているのです。
厄年だからといってネガティブにならず、自分を見つめ直して前向きに過ごすようにしましょう。
神社に厄祓いや厄除けに行くのもおすすめです。
東京で厄除けにおすすめのパワースポットをいくつか紹介しましたので、参考にしてみてくださいね。

明治神宮

神田明神

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