仏滅は縁起が悪い？仏滅の意味や特徴、やってはいけないことを解説！

大安や仏滅ってよく聞くけど、いまいち意味がわかっていない・・・そんな人も多いのではないでしょうか？
今回は、縁起の悪い日として有名な仏滅について、意味や読み方、仏滅にやってはいけないことについて解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

仏滅とは

六曜のひとつ

仏滅は一般的に「ぶつめつ」と読みます。
六曜を知らなくても、大安や仏滅は知っている人は多いですよね。

・先勝
・友引
・先負
・仏滅
・大安
・赤口

六曜は、中国の暦の考え方で、その日の吉凶を占うために使用されてきました。

現代の日本では、冠婚葬祭や大事なイベントの日取りを決めるのに欠かせない存在となっています。

六曜で最も悪い凶日

仏滅は、六曜の中で最も縁起が悪い日で、万事が凶とされる日になります。
「仏」という文字がはいっていることから仏教と関係がありそうに見えますが、実際は全く関係ありません。
元々は、空亡や虚亡と呼ばれており、「全てが空しい」という意味で使用されていましたが、「物が滅びる」という意味の「物滅」と変化していき、現在の「仏滅」となりました。
文字通り、仏が滅びるほどの悪日という意味で使用されています。

一日中凶運

何をするにも良くない日とされており、この日に結婚式や引っ越しなどのお祝い事を行うのは良くないと考えられています。
特に、暦を気にする人が結婚式の親族や参列者にいる場合は「仏滅にお祝い事を行うなんて」と非常識に思われることもあるので注意したいところ。
特に暦にうるさくない人でも、仏滅は縁起が良くない日というイメージが定着しているので、大事なイベントの日取りを決める時にはまずは周りの意見を聞くことをおすすめします。

悪縁を断ち切るという意味も

しかし、最近では「一度滅びることで新たなスタートを切ることができる」というポジティブな考え方も増えてきています。
また、離れたい人や悪縁を断ち切るのにも良い日と言われています。
悪縁を断ち切り、人生の新しいスタートを切る日としては最適といえます。
例えば離婚や退職などは仏滅に行うという人も多いそうです。

2024年仏滅カレンダー

仏滅日一覧表

仏滅と吉日が重なる日一覧

仏滅は運気が良くない日ですが、どうしても仏滅の日に用事を済ませなければならないということもあるでしょう。
そんな時には、他の吉日と重なっている日がおすすめです。
吉日と重なっている仏滅日を一覧にしましたので、参考にしてみてください。

仏滅にしても良いこと

お葬式・お通夜

そもそも神道や仏教と六曜は全くの無関係なので、どの日にお葬式を行っても間違いではありません。
ただ、「亡くなった人が友を引き寄せる」という意味になる友引は避けられることが多いです。
友引の日には、火葬場や斎場が休みになる場合もあります。
ちなみにお通夜に関しては、お葬式を行う次の日が友引になる先勝のみ注意するべきとされています。
また、法事やお墓参りなども仏滅に行っても問題はありません。

周りの反対がなければOK

仏滅に何かを行うことに関しては、周りの反対がなければ問題ないと言えます。
そもそも仏滅だからといって必ず悪いことが起こるわけではありませんし、科学的根拠は何もないのです。
縁起を担ぐ人もいればそうでない人もいるので、拘らない人なら仏滅に何かを行っても良いでしょう。
しかし、大きなイベント事の日取り決めに際して、もしも親族や祖父母などの家族の中に暦を気にする人がいる場合には、後々クレームになる可能性があるのでやめたほうが良いです。
特にお祝い事に関しては、「凶日にお祝い事をするなんて」と言われる可能性が高いです。
本人が六曜を気にしない人でも、なにかあった時に「やっぱり仏滅に結婚式したから・・・」などと言われるのは嫌ですよね。
お祝い事に関しては、周りの人の意見をある程度聞くことが、人間関係を円滑に進める方法と言えます。

仏滅にしてはいけないこと

結婚式・入籍

仏滅に結婚式や入籍をするのは良くないと言われています。
縁起の悪い日にお祝い事をすると、凶運を呼び込んでしまうと考えられているからです。
特に親や祖父母からの反対が多く、仏滅での結婚式や入籍は避けられる傾向にあります。
仏滅に結婚式を行うと、新しい生活に凶運気を引き込んでしまうと考えられています。
一日中運気が悪い日になるので、運気のマシな時間帯を選ぶこともできません。

しかし、その一方、仏滅は「一度滅ぶことで新しくスタートすることができる」という意味とも捉えられることもあり、人生の新しいスタートである結婚式に相応しいという考え方もあります。
仏滅は、結婚式場がかなり割引されることから、親族や参列者の同意が取れればお得に結婚式を行うことができるというメリットもあります。

引っ越し

そのため、仏滅に行うのは控えたほうが良いイベントの一つになります。
仏滅は新しいことを始めるのに向かない日になるので、新生活を始める引っ越しは避けるべきと考えられています。
特に、引っ越し先が一軒家の場合、近所に暦を気にする人がいる可能性があり、「仏滅に引っ越しなんて非常識」だと捉えられてしまうかもしれません。
引っ越し先の近所の人がどんな人なのかはわからないので、できれば仏滅の引っ越しは避けたほうが良いでしょう。
マンションや賃貸の場合には、近所付き合いがあまりないので、そこまで気にする必要もないかもしれません。
周りの反対がないのであれば、仏滅の引っ越しは割安であることが多いので、費用を安く抑えたい人は利用してみるのもアリかもしれませんね。

納車

仏滅の納車は、ディーラーから断られることもあります。
仏滅は、物滅とも呼ばれ、物が失われる日なので、車のような大きなものを迎えるのには不向きです。
車は便利なものですが、一歩間違えると、事故やトラブル・怪我などを招く存在でもあります。
無事故・無事を祈って縁起の良い日に納車する人が多いです。
もしも、どうしても仏滅に納車しなければならない場合には、すぐにお祓いをしたり、安全祈願を行うのがおすすめです。
自分の心の持ちようで、運転にも影響が出てしまうので、「仏滅に納車してしまった・・・」と考えてしまいそうな人は、お守りをもらうなどの対策を取るようにしましょう。

宝くじの購入

そもそも、買い物に関しては、「物が滅する日」である仏滅(物滅)には不向きな日になり、避けたほうが良いでしょう。
運を試す宝くじは特に、凶日ではなく吉日に行ったほうが良いと言われていますよ。
たとえ、一粒万倍日などの吉日が重なっていても、仏滅の持つ凶運が強く影響してくるのでおすすめはできません。
できれば、吉日を選ぶか、仏滅以外の六曜の日を選ぶようにしましょう。
仏滅だけが一日中凶運気なので、運を試す宝くじやギャンブルには向きません。

開業・開店

仏滅の日に開業や開店を行うことはおすすめしません。
仏滅は新しいことを始めるのに適さない日になるので、開業や開店は避けたほうが良いでしょう。
ただ、一度滅んで新しく生まれる日という考え方もあるので、再スタートを切る人にはピッタリとも言えます。
また、仏滅は六曜で最も運気の悪い日と言われているので、これ以上下がることはなく、上がっていくだけという考え方でスタートするのも良いかもしれません。

まとめ

いかがでしたか？六曜の一つ「仏滅」について解説しました。
仏滅は一日中運気が凶となるので、新しいことを始めたり、お祝い事をするのには向いていません。
物が滅する=物滅という意味もあるので、大きな買い物や契約は別の日に行ったほうが良いでしょう。
ただ、近年、一度滅んだ後に新しいスタートを切るという意味と考えられることもあり、仏滅だからと言って気にしすぎることもないかもしれません。
周りに暦を気にする人がいない場合は、自分の納得するタイミングを優先しても良いですね。
ぜひ参考にしてみてください！