西洋占星術は当たる？特徴や歴史、星座占いとの違いを解説！

今回は西洋占星術の特徴や占い方、星座占いとの違いについて解説していきます。
西洋占星術で占えることも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

西洋占星術とは

西洋占星術の歴史

日本では占星術といえば西洋占星術を指すことが多いですが、インド占星術や東洋占星術などさまざまな種類があります。
占星術の歴史は古く、紀元前2000年の頃には星の配置が物事や人に影響を及ぼすと考えられており、月や星の位置をみて吉凶を占っていたのが始まりとされています。
それから現代に至るまで、個人の資質や運勢を知るためのものとして広く使われるようになったそうです。

ホロスコープ

西洋占星術で使われるのがホロスコープと呼ばれる星の配置図です。
ホロスコープは、その人の生まれたときの星の配置のことで、これにより個人の才能や性格、運命などを紐解いていくことができるのです。
ホロスコープを作成するには、生年月日のほかに、出生時刻・場所が必要になります。

西洋占星術でわかること

自分自身の才能や考え方

自分や相手のコミュニケーションの癖もわかるので、人間関係を円滑にすることにもつながります。
また、自分の適性がわかるので、向いている職業や強みを活かして生きていくことができます。
自分自身のことを知ることで、人生が格段に生きやすくなりますよ。

運命

西洋占星術では、なぜ生まれてきたのか、という自分の運命を知ることができます。
魂の観点から見た、人生の目的を知ることができるのです。
自分の運命や宿命がわかると、今後の生き方の道標になります。

相性

それぞれのホロスコープを読み解くことで、相性が良いのか悪いのかを的確に診断することができるのです。
恋愛に限らず、家族関係や親子関係、職場など、さまざまな人との相性を見ることができます。
ただし、生年月日がわからないと占えないので注意してください。

今後の運勢

西洋占星術では、今現在の星からの影響を読むことで、今後の運勢を占うこともできます。
あらかじめ今後起こりうるイベントや転機を知ることができるので、人生をスムーズに過ごすことができます。
例えば、結婚や転職などに適切なタイミングを知れたり、運勢の悪い時期を前もって知ることができるのです。
いつ運気の悪い時期がくるのか、行動するのに向いている時期が来るのかを知っておけば、対策を立てることができますよ。

西洋占星術の占い方

出生図(ホロスコープ)を作成する

ホロスコープを作成するのに必要なデータは以下です。

・生年月日
・出生時間(何時何分までわかると良い)
・出生場所(県名・市町村までわかると良い)

生年月日は誰でも覚えていますが、出生時間や出生場所は知らないことが多いですよね。
その場合は、一部の情報がない状態で占うことになるので、占いの精度は落ちてしまいます。
できれば、両親に聞いたり、母子手帳を見せてもらうなどして正確な情報を用意しておいた方がいいですよ。

ホロスコープの見方

ホロスコープには3つの要素があります。

・天体(惑星)
・サイン(星座)
・ハウス(分野)

ホロスコープは円形の図になっており、10個の天体を示す記号が表示されています。
天体はそれぞれ意味があり、その人の中の10種類の側面を表現しています。

さらに、その天体がどの星座(サイン)にあるかを見ていきます。
サインは、その人の側面にどんな性質があるのかを教えてくれます。

その次に、その天体が1〜12のハウスのどこにあるのかを見ていきます。
ハウスは人生における経験の場や分野で分かれています。

天体(惑星)

10個の天体にはそれぞれ意味があります。

太陽

プライベートというよりは、公の場における自分自身を表しています。
この世に生まれてきた目的や、社会的な役目などを教えてくれます。

月

月はプライベートでの素の自分を表しています。
太陽が社会的な顔を表すのに対し、月はありのままの顔を表します。
感情や心理面の傾向についても表しており、太陽よりも月の方がより自分らしいと感じるでしょう。
ちなみに、月は動きが早い惑星なので、出生時間が不明の人ははっきりした位置を特定することができません。

水星

水星は、その人の知性や思考、言語能力などを示しています。
考え方の癖やコミュニケーション能力、文章表現などの傾向を読み取ることができます。

金星

恋愛傾向や美的感性、男性にとっての好きな女性のタイプなどもここで読み取ることができますよ。

火星

火星は、行動力や決断力、情熱など、欲しいものを掴み取る能力について示しています。
攻撃性や怒り、性的エネルギーを司る惑星でもあります。
よって怒りの傾向やセックスの傾向などもわかります。
また、女性にとっての好きな男性のタイプはここに現れます。

木星

木星は、優しさや善意を表す惑星です。
「幸運の星」と呼ばれており、その人の才能や、成功するためにはどうすれば良いかを教えてくれます。

土星

また、人生における課題を教えてくれる天体です。
幸運の星と呼ばれる木星に対し、土星は「試練の星」と呼ばれています。

天王星

天王星は、変革する力・壁を乗り越える力について教えてくれます。
人生の中で分岐点となる場所や出来事を暗示しています。

海王星

海王星は、第六感や神秘など、目に見えない世界とのつながりを表しています。
直感力や芸術の才能、スピリチュアルの才能などを示しています。

冥王星

冥王星は、その人の持つ先天的運命やカルマについてを教えてくれます。
破壊と再生を意味し、大きな変化のエネルギーを持つ惑星です。

サイン(星座)

牡羊座

牡羊座は火のエレメントを持つサインで、直感で行動する傾向にあります。

• ・積極的
• ・行動力がある
• ・ストレートな性格
• ・リーダーシップがある

牡牛座

牡牛座は、土のエレメントを持つサインで、穏やかでこだわりのある性格です。

• ・センスや感覚を大事にする
• ・穏やか
• ・頑固
• ・所有欲が強い

双子座

双子座は、風のエレメントを持つサインで、フットワークが軽く、言葉に長けています。

• ・言語能力が高い
• ・フットワークが軽い
• ・自由を愛する
• ・知識欲が高い

蟹座

蟹座は、水のエレメントを持つサインで、親しみやすく共感力が高いです。

• ・親しみやすい
• ・共感力が高い
• ・仲間意識が強い
• ・母性的

獅子座

獅子座は火のエレメントをもつサインで、明るく華やかな星座です。

• ・自己表現が豊か
• ・創造力がある
• ・大胆で華やか
• ・リーダーシップがある

乙女座

乙女座は土のエレメントを持つサインで、努力家で完璧主義です。

• ・完璧主義
• ・コツコツ努力をする
• ・向上心がある
• ・質の高さ

天秤座

天秤座は風のエレメントを持つサインで、調和を大事にする星座です。

• ・バランス感覚がある
• ・調和を大事にする
• ・人に合わせる
• ・美的センスがある

蠍座

蠍座は水のエレメントを持つサインで、情が深く、共感力に優れた星座です。

• ・情に厚い
• ・共感力が高い
• ・集中力がある
• ・探究心があり研究熱心

射手座

射手座は火のエレメントをもつサインで、明るく情熱的で自由主義です。

• ・おおらかな性格
• ・自由主義
• ・理想を追い求める
• ・情熱的

山羊座

山羊座は土のエレメントを持つサインで、現実主義で安定感があります。

• ・現実主義
• ・真面目で努力家
• ・保守的なところがある
• ・社会の中で活躍する

水瓶座

水瓶座は風のエレメントを持つサインで、先進的な考えをもち、個性的な星座です。

• ・個性的
• ・独自の感性を持つ
• ・自由主義
• ・クール

魚座

魚座は水のエレメントをもつサインで、ふわふわとした雰囲気で独自の世界観を持っています。

• ・想像力が豊か
• ・情緒的
• ・全てを受け入れる
• ・芸術的才能

ハウス

ホロスコープは中心から12個の線によって区分けされています。
それぞれをハウスと呼び、金銭・知性・家庭・仕事・恋愛などの分野に分かれています。
天体の力がどの分野で発揮されやすいか、どのような場で起こりやすいかを知ることができます。
ハウスは出生時間が不明の場合は出すことができないので注意しましょう。

西洋占星術と星座占いの違いは？

12星座占いは、ホロスコープの星座の部分だけを見て行なっている占いで、西洋占星術の一部になります。
精度の高さはホロスコープの方が断然高いです。
人には10個の天体があり、それぞれの要素が組み合わさって性格を形作っています。
また、生まれた時間・場所によって、ホロスコープは変わってきてしまうので、より精密な鑑定が可能です。
12星座占いをして「当てはまらない」と感じるのは、ホロスコープの一部しか見ていないからと言えますよ。
自分自身をもっと深く知りたいのであれば、西洋占星術が得意な占い師にホロスコープで詳しく見てもらうのが良いでしょう。

まとめ

占いでメジャーな占術「西洋占星術」について解説しました。
生年月日、生まれた時間・場所を使って作るホロスコープは、その人の才能や性格、運命、タイミングなどを精密に占うことできる占術です。
的中率の高い占術としても有名なので、自分のことをもっとよく知りたい人や、気になる人との相性を知りたい人、転機や運気を知りたい人におすすめです。
ホロスコープは一人一人違うので、一度プロの占い師に相談するのがおすすめです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。